Webディレクターとしてのアイデア思考法 に参加しました
10/26(金)に、Webディレクターとしてのアイデア思考法 に参加しました。
講師は、株式会社サービシンク の名村晋治さん。
セミナーの概要は以下のとおりです。
Webディレクターとして最も重要な要素である「アイデア」を練りだしていく上で、更に上位にあるのは「アイデアの種の収集力」です。 そして「アイデアの種」を「使える形」に練りあげていく思考法までを習慣化することで、思考力は格段に上がっていきます。 Webディレクターだけではなく、常に「考える」事が求められるクリエイターにとって自分の頭の中を仕事で使うための手法を紹介していきます。
なぜアイデアを出さないといけないのか
アイデアは、いまある問題を解決するために出します。
なので、はじめにまず問題を提起することから始まります。
いまある問題はなんなのか?誰にとっての問題なのか?
さらに問題には、表層の問題と真の問題が存在し、
いま現実に起こっている問題は表層の問題で、根本的な真の問題が他にあり、その真の問題にいかに早くたどり着き、根本的に問題を解決するかが大事だということでした。
5回の「なぜ」
真の問題を解決するために名村さんは、5回の「なぜ」ということをされるそうです。
いい感じのページがあったので引用させていただきます。
「なぜ」を繰り返す事によって、表層の問題ではなく、なるべく根本の、真の問題にたどり着きやすくしているという事だと思います。
ぼくも含めてですが、同じ間違いをする人は、「なぜ」の繰り返しが浅かったり、方向性が違っちゃったりしてるのだと思いました。
引用先にもありますが、プロフェッショナルなひとを含めて、複数人これを行えば、より早く問題にたどり着けるのかな?
そもそもアイデアとはなにか
アイデアとは、既存の要素の組み合わせたもの以外のなにものでもない
つまり、自身がアイデアの「種」になるものをどれだけ持っているか。
という話になります。
自身が今まで、見たもの・聞いたもの・触れたもの・感じたもの・匂ったもの などの経験したものしかアイデアの「種」になりえないということです。
その「種」同士を、今まで気付けなかった組み合わせをつくることがアイデアになるのだと思います。
アイデアが生まれるために
- できるだけリアルに触れる
- 生み出すための「インプット」
- 生み出すための「アウトプット」
- 訓練(必ず一定のレベルになる
できるだけリアルに触れる
前述したとおり、アイデアの種になりえるものは自身の経験からしか生まれません。
ですので、単純にリアルなもの(ホンモノ・実物)にどれだけ触れるかが大事だということだと思います。
- 食事
- スポーツ
- 自然
- 芸術
- 親父・年上の先輩(経験・感情など
見るだけならネット上でもいくらでも見れるじゃないか。
ということになりますが、例えば景色ひとつとっても、やっぱり実際に自分の足で現地まで行き、自分の目で見て感じたことは、同じ「種」になるにしても違ってくるのではないかと思います。
生み出すための「インプット」
プロの知識はありますか?
講義中に名村さんが、「プロとしての知識はありますか?」といわれて、ドキッとしました。
誰でも知ってなきゃいけないレベルが低いともいわれてました。
どうなんでしょう?
自身を知識が十分にある人間だとは思ったことはないですが、「プロとしての知識」はあるんでしょうか? 汗
実装を主に担当してる側から思うこととしては、対クライアントで話をしなきゃいけない人。にはあって欲しいスキルです。
もちろん自分にもないといけませんが、、、。
.comMasterという資格の存在をはじめて知りました。
☆☆(ダブルスター)程度を持っていれば、クライアントに聞かれるような事であればだいたい網羅できるみたいです。
観察力と感度をあげる
なにも意識してないと、日々の生活ってなんとなく過ごせます。
ぼくの不毛な休日なんかがあてはまると思うんですが、
そうではなく、目に映るもの、他人との会話など、
表現があってるかどうかわかりませんが、「意識して」過ごす。ということでしょうか?
目に映るものなら、言語化する。
他人との会話は、言葉の使い方(言い回し・語尾・語勢)に気を配る。
という事を行うことによって、なんとなく、ではなく日常に意味を持たせる?思考の訓練?みたいな感じになるのだと思います。
知識欲をもつ
知らないことに直面したとき、周りの人には常識なものを自身が知らなかったとき、どれだけ悔しく思えるか。
もーね、これ毎日ですよ。最近慣れそうで怖いです。
目指すものが遠すぎて絶望することのないよう、なるべく近いものから順に片付けていきたいです。
生み出すための「アウトプット」
で、上記のようなインプットを経てのアウトプット。
考えるスイッチを入れる「ツッコミ」
これは、インプットの観察力をあげるというところで、目に映るものを言語化するという話がありましたが、その後する事だと思います。
目に映るものを言語化したあとに、それがそうである理由を考えます。
目に映るものってくくりだと、そのモノのカタチになると思いますが、それがなぜそのカタチなのか自分なりの答えを出す。
それが間違っていても構いません。
自分なりに出した答えがアイデアの「種」になりうる。とのことです。
注意点としては、「批評家・評論家」にならないことだそうです。
いいところを見つける。
アイデアが出ないとき
- インプットかアウトプットのどちらかが足りない
- 集中するとアイデアが出なくなる→思考が発散しなくなる
ぼくも業務中、煮詰まるとついついtwitterやFacebookなど、SNSに意識がいきがちですが、
それは集中力がないのではなくて、無意識に一度発散して、なにかしら思いつくようにしているのかもしれません。いわゆる神が降りてくるってやつですね。
探すのをやめたとき見つかることもよくあるはなしで って歌詞もそうゆうことですかね。
なにせ、思考がいろいろな方向に飛ぶときは、それ自体は妨げないほうがいいそうです。
思考を広げるためのツール
- マンダラート
- アイデアマラソン・システム
- オズボーンのチェックリスト
- エディタでもロジック・ツリー化
- ブレスト&KJ法
参加してみて
名村さんのディレクションのワークショップは以前にも参加させていただいてまして、
確かブログ書いたはずー?と調べたらmixiで書いてました。
全体に公開なのでよければ。
しかし、もー4年も前なんすねー。
時が経つのは早いし、すぐ実践しますとか書いてるのに全然実践できてません。
「入り口までは連れて行くけど、あとは自分次第」
と名村さんもいわれてましたが、まったくそのとおりです。
あとは自分がやるかやらないかなんですよね。
ちょっとできるとこからやってみないと!
ひとまず今一度考える機会になりました。
ありがとうございました!