HCD-Netセミナーin名古屋2012 (第1回) に参加しました
4/28(土)に、久々にHCD関連の勉強会に参加しました。
ブログで辿ったら、前回は2010/12のHCDまつりだったので、およそ1年と4ヶ月ぶり。
流れは以下な感じです。
- 「HCD概論」 - 小林正先生
- 「HCDにおける視覚化手法について」・ミニ・ワークショップ『スパゲッティ・キャンチレバー』 - 浅野智先生
- 「HCDにおける視覚化手法について」・講義 - 浅野智先生
講義「HCD概論」
はじめに小林先生から、HCD概論ついての講義をみっちり。
久々なのでか、脳がついていってない感じでした。
その中であった、方向通則(ISO 1503:2008)のお話しが興味深かったです。
ユーザー/オペレーターが製品やシステムの方向を制御しようと操作したときに、捜査結果が意図したものと異なっては危険でもあり、ユーザビリティも良くないので、ターゲット・オブジェクトの動く方向を標準化しようというものである。
これは何かというと、例えば以下のような表があります。
グループA | グループB | |
---|---|---|
アクション | スイッチを切る | スイッチを入れる |
サービスを止める | サービスに入る | |
停止 | 開始 | |
解除 | かみ合わせ | |
消火 | 着火 | |
引く | 押す | |
アンインストール | インストール | |
ダウンロード | アップロード |
この表で、グループAはネガティブな情報。グループBにはポジティブな情報が入ってます。
なんらかのサービスのUIを作る場合、ネガティブな情報は左側、ポジティブな情報は右側に置こうという指針(?)だそうです。
これによると、macとwinでは、例えば、ファイル保存をする時のUIが逆になってます。
この指針通りで判断すると、ユーザーと期待との一致度は、macの方が高いということになります。
ミニ・ワークショップ「スパゲッティ・キャンチレバー」
次にHCDといえばこれ。ワークショップ。
でも今回は時間に余裕がある内容で、気持ちばっかり焦っていっぱいいっぱいになるような感じではありませんでした。
内容は、浅野先生のブログにまんまのがあったので、拝借を。
大事なのは、失敗を繰り返すこと・はじめはとにかく手を動かすこと・リフレクションが大事など。
やっぱこうゆうのって、座学だけではすぐにピンとこないんでしょうね。
体験し、失敗することの大切さを改めて感じました。
講義「HCDにおける視覚化手法について」
ここからは浅野先生の講義。
サービスデザインやUX、アクティングアウトなどのお話が中心でした。
で、UXに関しては、いろいろ恋愛に置き換えれるんじゃない?って懇親会の場で盛り上がってました。
ひとつめは、インタラクションが心地良いという一時的UXよりも、長期利用品質が高いという累積的UXが大事ということ。
これを恋愛に置き換えると、外見が良いとか収入が良いとかな、割りと表面的なことではなく、内面などの根本的なものの方が大事だと置き換えれるかな?と。
ふたつめは、ユーザー体験の指向的行動には、
- 目的指向的行動(Goal-Oriented Behavior)ゴールに
- プロセス指向的行動(Process-Oriented Behavior)
- 状態指向的行動(State-Oriented Behavior)
の、3種があって、
目的指向的行動は、付き合うまで、
プロセス指向的行動は、付き合ってから結婚まで、
状態指向的行動は、結婚生活。
みたいな感じに置き換えれるかなー?と、思いました。
全然的はずれだったらごめんなさい。
久しぶりのHCDの勉強会は、
とても有意義に過ごせました。
去年は1度も参加しませんでしたが、今年も複数回予定されているので、可能な限り出席できたらなと思います。
よろしくお願いします。