WCAN 2009 Autumn
土曜に「WCAN 2009 Autumn」に行って来ました。
前回のSummerでひととおりって事で2周目突入。
今回は3名のスピーカーの方で、3セッション。
- SESSION-1 : 80カ国に広がる世界スタンダード iPhoneが生み出したモバイルWebの世界 - 林 信行さん
- SESSION-2 : 60分できる!実践 HTML5 & CSS3ウェブサイト - 菊池 崇さん
- SESSION-3 : Webディレクターとしての経験密度とWebブランディング - 名村晋治さん
SESSION-1 : 80カ国に広がる世界スタンダード iPhoneが生み出したモバイルWebの世界
前半は、iPhoneとは何か?とか、普及率等のお話。
後半は、今後iPhoneをWeb的にどう攻めるかというお話でした。
もちろん興味は後半で、
最近発表のあった、Flash CS5でiPhoneアプリが作れるという事や、
サイトをiPhoneに最適化させる事=WebKitにも最適化。
それは即ちHTML5への対応をも視野に入れた制作が可能という事等お話されてました。
あと、AARRRという概念。
- Acquisition
- Actication
- Retention
- Referral
- Revenue
の頭文字をとった言葉です。
直訳すると、獲得・起動・保持・照会・収益 となります。
ちょっとこれについてはうまく説明できません;
Webサイトの運営はこの考え方にのっとって制作・運営していった方が良いって概念ですね。
AISASの一部を、より細分化させたような印象を持ちました。
現在の制作フローではiPhone対応だったり、iPhoneのアプリ開発を意識したりって事はないですが、今後の制作にはiPhone対応や、アプリとも連携させたサイト制作も求められてくるのではないかと思います。
その要望に対応できるだけの技術を、今から養っておかなくてはいけないですね。
SESSION-2 : 60分できる!実践 HTML5 & CSS3ウェブサイト
今話題のHTML5とCSS3のお話。
でも海外ではそうでもないらしい。
とりあえずメモったものを箇条書きで,
- HTML5が生まれた理由はブラウザのパーサーの問題(IEにxmlパーサーがない
- XHTMLはエラー判定が厳し過ぎる→HTML5は優しく
- DOMを基本にjsで
- WebWorkes
- WebSocket
- WebStorage
- GeolocationAPI
- WebDatabase
- ブラウザがアプリケーションになる
エラー判定は優しくなるんですね。
要素がいろいろ増えるって事は、より厳しくなるのかと思ってました。
jsを使ったアプリケーションはいいですね。
jsもやらなきゃ;
HTML5をつくる
書き方のお話です。
ちゃんと聞いた事なかったので助かります。
まず、DOCTYPE,DTDは、
<!DOCTYPE html>
以上。こんだけ。
charsetも、
<meta charset="utf-8">
こんだけです。
DOCTYPEに関しては、「なくてもいいのでは?」という話もあったようですが、IEがDOCTYPEないと後方互換になるので、しょうがなく残ったそうですw
あとはコンテンツモデル。
article要素が単体で受け取っても意味の通るもの。というのはなんとなくわかった。内包する要素に、header・footer要素等も使える事から、小さなWebサイトを構成するとう概念もしっくりくる。
問題は、section。
sectionで内包される要素の見出しは、常にh1でいいらしい。
section要素が内包されていけば、それで階層構造が表現できるから、見出し要素はh1でいいって事だと思うけど、じゃあh2~h6はいつ使うんだろ?
んー。まだまだ理解する事が多い;
そしてimg要素のaltは必須じゃなくなった。これもエラー判定を優しくの一貫。
HTML5の実装とかCSS3
HTML5を実装するにはの、とりあえずの2点。
- header,footer,section,article,aside等には、リセットcssでdisplay:block;をかける。
- 困ったブラウザ(概ねIE)には、html5.jsをあてる。
そして今回お話されていたCSS3を。
- text-shadow
- RGBa
- gradient
- transition
- template layout module
HTML5は、とにかく一度実装してみないとって思います。 来たデザインに対して、要素をあてていくことによって理解できる部分も多いのではないかと思います。
今度、こっそり案件でやってみよう。
その前にmini MUか?
SESSION-3 : Webディレクターとしての経験密度とWebブランディング
以前、参加させていただいたWCAN Directors Workshop
で一度お話をお聞きした、名村さんのセッション。
業務をこなしていく上での解決方法やブランディングについてのお話でした。
解決方法はどう生まれるか?
- 解決方法は「経験」に左右される。
- 経験が情報として結び付けられていないと意味がない為、「経験」を「情報」として蓄積する。
- 経験を情報として結びつければ加速する。
- 情報として蓄積させる為には、情報にする事を「習慣」にする。
どうすれば習慣になるのか?
5回のなぜ
「なぜ」を5回繰り返す。5回繰り返せばだいたい根本的な理由に行き着く。
物事の存在理由の言語化
日頃目にするものに対して自分なりに仮説をたててみる。
間違っててもいい。これを毎日あらゆる状況で行うと良い。
そして可視化
言葉を文字に「意識」して落とし込む。
「常に考える事を怠らない!」
コレですね;
以前のお話でも同じ感想を持ちましたが、実践できていません;
考え、整理し、文字にする。の繰り返しですね。
このブログもそうですが、文字にするって作業はアウトプットなんだけど再度インプット的?なものがあります。
「どう書いたら人に伝わるだろう?」とか考えながら書くと、結構整理できたりします。
はー、もっとブログ書かなきゃなー;
そして、Webブランディング
毎回思いますが、ブランディングの話は難しい!;
あんまし腑に落とせてないです;
- Webとはユーザの問題を解決するツール
- Webブランディングは、Webだけで出来ることではない
- ブランディングの基本は「お礼」
- Webブランディングは大企業のものだけではない
- 「不満を持たれない為に」を視点に
- その企業のサービスをお客様に伝える事がWebサイトの使命
僕の貧弱なメモではこんなとこでした。
うーん。
この箇条書きが理解できるよう「意識」して、仕事します;